DSpace コレクション: <!-- 016 -->第16巻
http://hdl.handle.net/10561/1324
<!-- 016 -->第16巻
2024-03-08T15:41:23Z
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精神看護学演習のロールプレイ体験による学習効果と 教育上の課題 ~視聴覚教材による振り返りに焦点をあてた検討~
http://hdl.handle.net/10561/1326
タイトル: 精神看護学演習のロールプレイ体験による学習効果と 教育上の課題 ~視聴覚教材による振り返りに焦点をあてた検討~
著者名: 重富, 勇; 堂下, 陽子
抄録: 目的:看護学生が精神看護学のロールプレイ演習における自らの援助的コミュニケーション場面の映像を通
して振り返ることによる学びを明らかにし、教育上の課題について検討すること。
方法:ロールプレイを体験した学生の記録よりデータを抽出し内容別にカテゴリ化を行った。
結果および考察:学生の学びは、【学生が問題と捉える態度】、【自分の改善点と課題】、【評価が良かった学
生の気づき】、【学生と患者との相互的な影響 】の4つが抽出された。その学びは、自分の表情や視線、話し
方や動作といった【学生が問題と捉える態度】に気づき、その態度は【学生と患者との相互的な影響 】が
あることや、【自分の改善点と課題】として意識できていた。学生はその改善点と課題を意識して次のロー
ルプレイを行うことで【評価が良かった学生の気づき】につながっていた。
教育上の課題としてグループでの振り返り時に、映像視聴による自己の気づきと観察役や患者役からの
フィードバックを統合させた自己評価ができるよう指導することや、教員を含めた全体振り返り時に、映像
を使って状況や状態に合わせた効果的な介入についてのディスカッションを取り入れることも有効と考えら
れた。
2018-02-28T15:00:00Z
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子育て中の精神障がい者に対する訪問看護の実施頻度と訪問看護師が直面する困難
http://hdl.handle.net/10561/1325
タイトル: 子育て中の精神障がい者に対する訪問看護の実施頻度と訪問看護師が直面する困難
著者名: 堂下, 陽子; 高比良, 祥子
抄録: 【目的】子育て中の精神障がい者に対する訪問看護の実施頻度と訪問看護師が直面する困難を明らかにし,
訪問看護師に対する支援への示唆を得ること.
【方法】子育て中の精神障がい者に対する訪問看護を実施している訪問看護師に対して,第一段階は面接調査,
第二段階はアンケート調査を実施した.分析は単純集計及び直面する困難の内容を抽出しカテゴリ化した.
【結果】子育て中の精神障がい者に対する訪問看護の実施頻度として,「病状をコントロールするためのケア」
や「信頼関係づくりにむけたケア」が多く行われており,直接的な「子どもに対するケア」や「家族に対す
るケア」は頻度が低かった.また訪問看護師が直面する困難は【利用者をケアする上での困難】,【家族をケ
アする上での困難】,【子どもをケアする上での困難】の3 つのカテゴリと18 のサブカテゴリが抽出された.
【考察】親の病状の不安定さは子どもの生命や成長に影響を及ぼすことであり,訪問看護師は大きな責任を
感じていた.そのため訪問看護師同士のネットワークづくりによるピアサポートや事例検討などを通して支
援技術を共有し技術を積み重ねていくことが必要と考えられた.
2018-02-28T15:00:00Z