DSpace コレクション: <!-- 22017 -->H30 シーボルト校
http://hdl.handle.net/10561/1622
<!-- 22017 -->H30 シーボルト校
2024-03-07T18:51:38Z
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ウェブブラウザのオートフィル機能における欠陥問題やログイン情報漏洩問題を解決するためのログイン情報の自動入力手法に関する研究開発
http://hdl.handle.net/10561/1665
タイトル: ウェブブラウザのオートフィル機能における欠陥問題やログイン情報漏洩問題を解決するためのログイン情報の自動入力手法に関する研究開発
著者名: ソムチャイ, チャットウィチェンチャイ
抄録: 最近、ユーザーの肉眼で見えないフィールドに機密情報を自動入力(オートフィル)する新しいフィッシングページが現れている。本研究の実験では、上記のフィッシングページの仕組を使ってブラウザのパスワードマネージャから保存されたパスワードを盗むことができると分かった。本問題は、Webブラウザ開発者がまだ解決されていないようだ。本研究の目的は、これらのフィッシングページにおけるパスワードのオートフィルを防ぐためのセキュリティシステムを提案することである。提案されたシステムは、ユーザが使用しているウェブブラウザのオートフィル機能をオフにする。ユーザーが閲覧したいWebページのHTMLソースの分析を行って、システムは隠しフィールドの存在をユーザーに知らせる。それを見たユーザーはそのWebページにおけるオートフィルを許可するかどうかを判断する。
内容記述: カラー図版あり
2019-03-30T15:00:00Z
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時系列的に変化する幾何学的対象物の高速な不変量計算方法の確立
http://hdl.handle.net/10561/1664
タイトル: 時系列的に変化する幾何学的対象物の高速な不変量計算方法の確立
著者名: 松田, 健
抄録: 平面グラフのホモロジー群およびコホモロジー群から得られる幾何学的対象の不変量を調べ,トーリックイデアルからホモロジー群からは得ることができない,図形の特徴量を測る方法を考案した.従来の位相幾何学は図形を大雑把に分類するものであるが,このような図形の性質を用いた応用トポロジーという分野が存在する.特に,トポロジカルデータサイエンスの分野は今後のAI技術に対する影響も考えられるため,情報科学の分野としても重要であると考えられるため,従来の位相幾何学とは異なる切り口で図形の特徴量を算出し,大雑把な図形の分類に加えて,詳細な図形の特徴量の差異を測ることができる概念が必要であると考えられる.本研究の成果は,平面グラフのトーリックイデアルを考えることで,従来から知られているホモロジー群の特徴量を簡潔に計算できるだけでなく,ホモロジー群では得ることができない図形の特徴量を定義できることを示した.さらに,ホモロジー群だけでなく,コホモロジー群を計算することでさらに図形の持つ特徴量を開拓するための準備を進めることができた.
2018-10-31T15:00:00Z
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多値カードを用いた秘密計算プロトコルの研究
http://hdl.handle.net/10561/1663
タイトル: 多値カードを用いた秘密計算プロトコルの研究
著者名: 松崎, なつめ
抄録: 秘密計算プロトコルは,各プレーヤの入力値は秘密にしたままで所定の処理を行い,特定の関数値のみを求め共有する方式である.投票や,組織が保有する機密データを相互に開示せずに結合・分析し,その結果のみを共有する応用に向け検討され,一部実証実験も行われている.その一方,秘密計算プロトコルは,入力値の秘匿性や結果の正確性に関し,直感的に理解しにくいとの課題がある.この課題を解決する1アプローチとして,1989年にB.denBoerにより,カードを用いた秘密計算プロトコルが提案され,以降,シャッフルの方法を工夫したり,可能となる演算を増やしたり,手続きを少なくして効率的な方法を提案したりと,盛んに研究されている.
今年度は,既存研究を調査して研究の方向性を8つの観点に分類した.そして,本テーマの「多値カードを用いる」研究の方向の妥当性を検討した.その結果,この研究の方向性は,特殊なカードではなく,手軽に入手できるトランプを用いることができるといった利点はあるものの,それに加えての有用性が欠けると考えるに至った.むしろ,カードベース暗号の「直感的に理解可能」といった利点と効率化等との関係についての研究が必要であると考えた.ただし,このためには,評価する人の背景知識に依存しない,妥当で定量的な指標が必要になる.
内容記述: カラー図版あり
2020-03-30T15:00:00Z
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量子コンピュータに代表される量子情報処理の発展に向けた量子状態推定の構成方法の導出
http://hdl.handle.net/10561/1662
タイトル: 量子コンピュータに代表される量子情報処理の発展に向けた量子状態推定の構成方法の導出
著者名: 吉田, 雅一
抄録: 量子コンピュータや量子暗号に代表される量子情報処理では,その処理において意図した量子状態が準備されることが重要である.もし,雑音などの影響で意図した量子状態が準備されない場合,理論通りの処理を行うことができない.よって,準備された量子状態が意図した量子状態であるかを調べる量子状態推定が必要不可欠となる.量子状態推定として,SIC-POVMが最適な方法であることが知られている.しかし,SIC-POVMの理論的な構成方法は一般的には知られていない.本研究では,量子情報処理の今後のさらなる発展に向けて,比較的シンプルな方法(数学の言葉を使うとGram–Schmidt直交化法やユニタリ変換など)のみを用いて一般化SIC-POVMおよび量子ビット系におけるSIC-POVMの構成法を示した
2019-03-31T15:00:00Z