長崎県立大学学術リポジトリ >
学長裁量研究成果報告 >
H30 シーボルト校 >
このアイテムの引用には次の識別子を使用してください:
http://hdl.handle.net/10561/1660
|
タイトル: | フィンスラー空間の非対称性を応用した新公開鍵暗号の具体例の構成 |
著者名: | 永野, 哲也 穴田, 啓晃 |
著者名(別表記): | NAGANO, Tetsuya ANADA, Hiroaki |
発行日: | 2019年3月6日 |
出版者: | 長崎県立大学 |
雑誌名: | 学長裁量研究成果報告書 |
巻: | 平成30年度 |
号: | シーボルト校 |
開始ページ: | 1 |
終了ページ: | 7 |
抄録: | フィンスラー空間の非対称性を応用して、新しい公開鍵暗号を提案する。具体的には曲線に沿う非対称なベクトルの平行移動を用いた。一般に、フィンスラー空間では、戻る平行移動で、初期ベクトルに戻らない。それゆえ、その曲線の情報が得られないという特性がある。また、測地線に沿った平行移動では、ベクトルの大きさ(ノルム)が一定に保たれる。よって曲線の情報を秘匿したままベクトルのノルムから復号が可能となる。
今回の共同研究では、 2 次元フィンスラー空間を具体的に構成し、その測地線に沿う平行移動を微分方程式を解いて、具体的に求め、暗号化と復号のモデルを作成した。また永野が行った計算を共同研究者の穴田氏が数式ソフト( Mathematica ver.11 )を用いて検証を行った。この新しいシステムと具体例については、 3 月の鹿児島大学 Sakura セミナーで数学者等に発表し、好評を得た。次は、作成した具体例の暗号として強度等に
ついて、更に、研究を進めていきたい。 |
キーワード: | フィンスラー空間 線形平行移動 公開鍵暗号 |
内容記述: | カラー図版あり |
URI: | http://hdl.handle.net/10561/1660 |
出現コレクション: | H30 シーボルト校
|
このリポジトリに保管されているアイテムは、他に指定されている場合を除き、著作権により保護されています。
|