DSpace DSpace English
 

長崎県立大学学術リポジトリ >
学長裁量研究成果報告 >
R3 シーボルト校 >

このアイテムの引用には次の識別子を使用してください: http://hdl.handle.net/10561/1948

タイトル: 神経細胞内の代謝・温度変化と神経活動
タイトル(別表記): Interaction between intracellular temperature changes and neuronal activity
著者名: 柴崎, 貢志
城内, 文吾
著者名(別表記): SHIBASAKI, Koji
SHIROUCHI, Bungo
発行日: 2021年11月27日
出版者: 長崎県立大学
雑誌名: 学長裁量研究成果報告書
巻: 令和3年度
号: シーボルト校
開始ページ: 1
終了ページ: 1
抄録: 私たちが心理的・社会的ストレスを受けると、発熱が生じることがこれまでに知られていた。この発熱は心因性発熱と呼ばれ、その発生メカニズムについてこれまでに様々な研究が展開されてきた。一方で、この発熱がその後、生体にどのような影響を及ぼすのか、及ぼすとすればどのようなメカニズムが存在するのかについては不明だった。 今回、ストレス応答に重要な海馬歯状回に存在する神経幹細胞に温度センサータンパク質・TRPV4が多く発現することを発見した。そして、ストレスによる心因性発熱がTRPV4を異常活性化し、脳内免疫細胞であるマイクログリアによる神経幹細胞の貪食を促進することを発見した。本研究から、脳の温度受容体の活性化がストレス応答とその後の脳への影響に関与することや、そのメカニズムが明らかになった。 この研究成果は世界トップレベルの科学誌・Science Advancesに掲載になり、この研究内容は日本経済新聞web版で報道された。
キーワード: 脳内温度
TRPV4
ストレス性鬱病
URI: http://hdl.handle.net/10561/1948
出現コレクション:R3 シーボルト校

このアイテムのファイル:

ファイル 記述 サイズフォーマット
R3シ_shibasaki.pdf141.62 kBAdobe PDF見る/開く

このリポジトリに保管されているアイテムは、他に指定されている場合を除き、著作権により保護されています。

 

長崎県立大学附属図書館