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タイトル: Schnorr署名の理論安全性評価
著者名: 福光, 正幸
著者名(別表記): FUKUMITSU, Masayuki
発行日: 2023年3月31日
出版者: 長崎県立大学
雑誌名: 学長裁量研究成果報告書
巻: 令和4年度
号: シーボルト校
開始ページ: 1
終了ページ: 3
抄録: Schnorr署名は,代表的なディジタル署名であり,これまでに理論的な安全性評価がされてきた.一方,ディジタル署名の利活用を考えた際,「A) 大量ユーザの公開鍵が攻撃者に知られた状況においても安全であること」と「B) 鍵や署名データの長さを決定するパラメータを短くしても安全であること」の両立が望ましい.A)について,Kiltz, Masny, Panは,Schnorr署名のMU-EUF-CMA(Multi-User Existential Unforgeability under Chosen-Message Attack)について議論されてきた.一方,B)の保証に関して,Fuchsbauer, Plouviez,Seurinは,近年,Algebraic Group Modelと呼ばれるセキュリティモデルに限定した場合,Schnorr署名は「緊密な安全性」を達成できることを示された.しかし,これらの結果が両立できるかどうかは未解決問題であった.本研究では,Schnorr署名のMulti-User Securityと緊密な安全性の両立可能性を分析し,両立不可となる一種の状況証拠を示した.
キーワード: Schnorr Signature
Algebraic Group Model
Algebraic Reduciton
Multi-user Security
URI: http://hdl.handle.net/10561/1985
出現コレクション:R4 シーボルト校

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