DSpace DSpace English
 

長崎県立大学学術リポジトリ >
国際社会学部研究紀要 >
第10号 >

このアイテムの引用には次の識別子を使用してください: http://hdl.handle.net/10561/2186

タイトル: 「仕合わせ」と地域ウェルビーイング 小値賀島における“よそ者”受入の実践から
タイトル(別表記): Shiawase and Community Well-being: Insights from Practices of Hosting Newcomers on Ojika Island
著者名: 村上, 昂音
著者名(別表記): MURAKAMI, Koon
発行日: 2025年12月22日月曜日
出版者: 長崎県立大学
雑誌名: 研究紀要
号: 10
開始ページ: 1
終了ページ: 10
ISSN: 2432-616X
抄録: 本論は、「仕合わせ」という偶然性や関係性を含んだ概念と、近代的に数量化される「ウェルビーイング」とを結びつけられるのか、という問いに対し、小値賀島の観光・交流の取り組みを事例に検討したものである。小値賀では、古民家ステイや民泊、教育旅行といった小規模で分散型のプログラムが長年継続され、行政・協会・住民が協力して運営する仕組みが定着している。分析では、「量より質」「縁の制度化」「住民の望む速度」という三つの視点から、小値賀の取り組みを資料や計画書、住民への聞き取りなどをもとに整理し、その特徴を明らかにした。その結果、偶然の出会いが縁となって重なり合い、住民の誇りや生活の節度を守りながら地域の暮らしの豊かさに寄与している過程が確認できた。すなわち「仕合わせ」とは、数値では捉えきれない、人と人とのつながりが積み重なって生まれる仕組みを説明する概念として位置づけられる。
キーワード: 仕合わせ
ウエルビーイング
よそ者
小値賀町
内容記述: カラー図版あり
URI: http://hdl.handle.net/10561/2186
出現コレクション:第10号

このアイテムのファイル:

ファイル 記述 サイズフォーマット
v10p1_murakami.pdf924.8 kBAdobe PDF見る/開く

このリポジトリに保管されているアイテムは、他に指定されている場合を除き、著作権により保護されています。

 

長崎県立大学附属図書館