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http://hdl.handle.net/10561/685
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| タイトル: | 華北農村における国家権力と看青慣行 |
| タイトル(別表記): | The State Power and the Custom of Kan Qing in North China Rural Area |
| 著者名: | 祁, 建民 |
| 著者名(別表記): | QI, Jianmin |
| 発行日: | 2010年12月17日金曜日 |
| 出版者: | 長崎県立大学 |
| 雑誌名: | 研究紀要 |
| 号: | 11 |
| 開始ページ: | 249 |
| 終了ページ: | 257 |
| ISSN: | 1883-8111 |
| 抄録: | 本稿は『中国農村慣行調査』と1990年代の再調査の資料を利用して,近現代華北農村
における看青慣行から国家権力の働きについて考察してみたい。筆者は村落における国
家権力に対して,国家側の面のみから考えるのは不完全だと思っており,村側の理由か
らも考えるのが必要だと考える。村落の社会結合において国家権力の受け皿が存在する
かどうかが問題である。農村社会の看青慣行から,基層社会における国家権力の存在を
再検討した試みである。看青慣行は当初村民の間の協力行動であった。その後に村落全
体の行動となったのである。こうした過程においては村落エリートが看青を組織して,
村政の一部にさせた。しかし,看青と権力との関係はこれだけではなく,沙井村の看青
の形成過程の変化に示されるように,国家権力が介入したことも証明される。 |
| キーワード: | 国家権力,看青,共同体,慣行 |
| URI: | http://hdl.handle.net/10561/685 |
| 出現コレクション: | 第11号
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