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タイトル: 長崎原爆被爆者A氏が被爆体験を語る意味
タイトル(別表記): Significance of Mr.A telling about his Nagasaki Atomic Bomb Experience
著者名: 吉田, 恵理子
永峯, 卓哉
著者名(別表記): YOSHIDA, Eriko
NAGAMINE, Takuya
発行日: 2024年3月
出版者: 長崎県立大学
雑誌名: 長崎県立大学看護栄養学部紀要
巻: 22
開始ページ: 71
終了ページ: 77
ISSN: 1884-1759
抄録: 本研究は、長崎原爆被爆高齢者であるA 氏はなぜ被爆体験を語ったのか、A 氏が被爆体験を語る意味について明らかすることを目的とした。長崎で原爆被爆体験のある高齢者A 氏、86 歳を研究参加者とした。 A 氏に対し、半構造化面接を行い、内容分析を行った。 A 氏が語った長崎原爆の被爆体験を語る意味は、【社会情勢への危機感】【愛と平和の希求】【次世代への伝承役割の自覚】【自らの人生への意味づけ】の4 つで構成された。A 氏は、戦争や犯罪、自殺といった現代社会が抱える様々な問題に対し、【社会情勢への危機感】を覚え、その状況を生み出しているのは人と人の関係性の欠如が理由であると考え【愛と平和の希求】をしていた。そして、体験したからこそ語れるのだという【次世代への伝承役割の自覚】や、語りを聴いてもらうこと、自分の体験を分かってもらえることに【自らの人生への意味づけ】をすることができたことがA 氏が被爆体験を語る意味の構造である。
キーワード: 語り
意味
被爆体験
長崎原爆被爆高齢者
URI: http://hdl.handle.net/10561/2029
出現コレクション:第22巻

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