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タイトル: 長崎県産のキクイモ乾燥品を用いた成分分析と調理法の検討
タイトル(別表記): Component analysis and cooking method study using dried Jerusalem artichoke
著者名: 山口(荒木), 彩
伊藤, ひなた
著者名(別表記): YAMAGUCHI-ARAKI, Aya
ITOU, Hinata
発行日: 2025年3月
出版者: 長崎県立大学
雑誌名: 長崎県立大学看護栄養学部紀要
巻: 23
開始ページ: 47
終了ページ: 55
ISSN: 1884-1759
抄録: キクイモは、近年、生活習慣病予防の健康食品素材として注目されているが、未だ食品加工素材として十分に利用されていない。その原因として、キクイモの認知度が低いこと、キクイモ特有の土臭さを解消する調理方法が分からないこと、さらに生のキクイモは水分含量が多く腐りやすいため、扱いづらいことなどが考えられる。そこで、キクイモの乾燥品(粉末・チップス)を用いて、味覚センサー、官能評価による呈味特性を分析し、新たな調理法を検討した。諫早市産と大島町産のキクイモ乾燥品での比較結果より、チップスにおいては、諫早市産では、「旨味」や「塩味」の数値が有意に高く、さらに「苦味」も認められた。糖度は、諫早粉末の糖度が18.1%であり、諫早チップスでも16.0%であり、味平カボチャやトマト以上の「高糖度」な食品であると考えられる。酢味噌ドレッシングの官能評価の結果より、キクイモ乾燥品は、そのままの状態では土臭さが強く好まれない傾向にあったが、味噌や酢、にんにくによってキクイモ特有の土臭さが低減され、好まれやすいということが分かった。キクイモ糖度の高さを活用したフロランタンでも同様に、土臭さを抑え、受け入れられる味へと変化した。
キーワード: キクイモ
味覚センサー
呈味特性
官能評価
URI: http://hdl.handle.net/10561/2102
出現コレクション:第23号

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