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Please use this identifier to cite or link to this item: http://hdl.handle.net/10561/1934

Title: 反応特性をデザイン可能な水溶性酸化剤の探索研究
Author: 倉橋, 拓也
Author's alias: KURAHASHI, Takuya
Issue Date: 3-Mar-2022
Publisher: 長崎県立大学
Shimei: 学長裁量研究成果報告書
Volume: 令和3年度
Issue: シーボルト校
Start page: 1
End page: 4
Abstract:  オゾンファインバブルと代表的な有機化合物であるアルコール類との反応を検討した。ファインバブル化することによって、ガス状物質のオゾンの水溶液中での滞留時間が増加して、ほぼ定量的にアルコール類と反応することがわかった。この結果、腐食性の高いオゾンを過剰量使用することなく、酸化反応を実施することができるようになった。 酸化生成物について、2級アルコールである2-butanolからはケトンのbutanoneが高い収率で生成した。一方、1級アルコールである1-butanolから得られたbutyric acidの収率は半分程度とかなり低い。これは、1-butanolからbutyric acidへの酸化過程には化学当量の観点から2倍のオゾンが必要であることを示している。実際に中間体のbutanalも観測されている。この結果、制御困難なラジカル連鎖を伴わず、反応選択性の高い酸化反応が可能であることが明らかになった。
Keywords: オゾン
ファインバブル
酸化反応
Description: カラー図版あり
URI: http://hdl.handle.net/10561/1934
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