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http://hdl.handle.net/10561/2097
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タイトル: | 精神科急性期病棟における看護師の仕事ストレス、感情労働および首尾一貫感覚の検討 |
タイトル(別表記): | Work stress, Emotional Labor and Sense of Coherence among nurses in acute psychiatric ward |
著者名: | 重富, 勇 |
著者名(別表記): | SHIGEDOMI, Isamu |
発行日: | 2025年3月 |
出版者: | 長崎県立大学 |
雑誌名: | 長崎県立大学看護栄養学部紀要 |
巻: | 23 |
開始ページ: | 1 |
終了ページ: | 9 |
ISSN: | 1884-1759 |
抄録: | 本研究の目的は、精神科急性期病棟(以下、病棟)における看護師の職業性ストレス要因と感情労働と
の関連性および首尾一貫感覚(SOC)への影響を検討することである。病棟に勤務する看護師77 名を対象
に、職業性ストレス要因、SOC13 項目スケールおよび感情労働尺度を調査した。結果、職業性ストレス要因は、「仕事の負担度」が最も多く業務量の多さに起因していると考えられ、一方「仕事のコントロール度」は低かった。ストレス要因は、首尾一貫感覚と感情労働との関連性はなく、首尾一貫感覚へ影響したものは、感情労働の「ポジティブな感情表出」と「感情の不協和」であった。「ポジティブな感情表出」は首尾一貫感覚を強め、「感情の不協和」は首尾一貫感覚を弱めた。また、首尾一貫感覚は病棟の職業上のストレスに影響されなかった。これらのことから、精神科看護師はケアにおいて感情のコントロールを求められる。「ポジティブな感情表出」は看護師の共感的な感情と態度であり、首尾一貫感覚を持つことで看護師自身が精神科看護の専門性を高めることができる。 |
キーワード: | 精神科急性期病棟 ストレス要因 感情労働 首尾一貫感覚 |
URI: | http://hdl.handle.net/10561/2097 |
出現コレクション: | 第23号
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