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http://hdl.handle.net/10561/2148
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タイトル: | 嚥下障害のある離島高齢者への災害時の食の支援-安全な経口摂取に向けた方策と 課題- |
著者名: | 吉峯, 尚志 |
著者名(別表記): | YOSHIMINE, Takashi |
発行日: | 2025年3月31日月曜日 |
出版者: | 長崎県立大学 |
雑誌名: | 学長裁量研究成果報告書 |
巻: | 令和6年度 |
号: | シーボルト校 |
開始ページ: | 1 |
終了ページ: | 3 |
抄録: | 【はじめに】災害大国である本邦の離島地域に生活する嚥下障害のある高齢者に対して、災害時の安全な経口摂取の支援と課題を災害看護の視点から文献検討により明らかにした。高齢化率や人口減少、介護人材不足が課題となっている離島では、災害時にはライフラインの遮断も危惧され、嚥下障害のある高齢者への個別対応が難しい状況が懸念される。先行研究では、在宅高齢者の約35%が嚥下に問題を抱え、災害関連死の約3割が誤嚥性肺炎によるものであることが明らかになっている。【研究方法】医学中央雑誌webを用いて「災害」「高齢」「離島」をキーワードに検索し、嚥下障害のある離島在住高齢者への災害時の食支援に関する原著論文2編を質的に分析した。【結果】分析の結果、【要配慮者向け災害食の基本的要素】と【医療・福祉職者の備蓄意識】が抽出された。【結論】嚥下障害のある離島在住の高齢者に対して、災害食の基本的要素及び医療・福祉職者の備蓄意識に加え、個別対応可能な災害食の準備、 居住と食の支援環境構築、 医療・福祉職者の防災意識・連携強化、災害教訓を活かした継続的な備えの改善を講じることで、災害時でも安全に食の支援を提供できることが示唆された。 |
キーワード: | 離島高齢者 嚥下障害 災害 |
URI: | http://hdl.handle.net/10561/2148 |
出現コレクション: | R6 シーボルト校
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